南宮大社~神秘的な境内も広く徳川将軍家にも所縁ある美濃一宮

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安国寺恵瓊の陣跡と、毛利秀元の陣跡の入口となる「南宮大社」(なんぐうたいしゃ)は、金山彦神(かなやまひこのかみ)を祀る鉱山の神様として信仰されています。

創建はかなり古いと考えられ、平安時代には美濃の一宮となっています。
南宮大社の鳥居は、東海道本戦を越えた、垂井の旧中山道部分からもありますので、参道としてもとても長いです。
鉱山、すなわち金属系の神社ですので、恐らくはそのような技術を持った渡来人に関連する神社となったのでしょう。




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1600年の関ヶ原の戦いでは、戦火にて社殿が焼失しました。
のち、1642年になると、徳川家光が真禅院と共に再建します。

南宮大社

これは、春日局が願いでたことで、再建されるようになり、竹中伊豆守が見守ったとされています。
春日局の父・斎藤利三は、美濃・曽根城主であった時期がありますので、その縁からだと推測致します。

南宮大社

本殿、拝殿、楼門、建物など18棟が国の重要文化財に指定されています。

楼門の手前にある「石橋」は神様専用の橋となっており、参拝客はその右手にある橋を渡ります。

南宮大社

境内にある舞殿が、とても拝殿に近いのが印象的ですが、当然、舞も神様に奉納する(見て頂くもの)ですので、このような配置となったのでしょう。
素晴らしいですね。

大山祇神、中山祇神、麓山祇神、正勝山祇神などの摂社もあります。
東照宮として徳川家康も祭られています。

南宮山の展望地(毛利秀元陣跡)に登った帰りに南宮大社をしっかり拝見させて頂こうと思っていたのですが、予想外に時間も掛かり、疲れ果てたのと、すでに時は17時だったため、簡単な神様へのご挨拶しかできませんでした。

南宮大社

平将門にまつわる伝承もあるようなので、また垂井に行った際には、参拝させて頂こうと存じます。




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南宮大社の駐車場

JR東海道本線の垂井駅からだと、徒歩約20分です。
毛利秀元陣跡と安国寺恵瓊陣跡がある南宮山へ登る際にも「南宮大社」の無料駐車場が利用可能です。
南宮大社の駐車場は下記の地図ポイント地点となります。

※一部写真提供:寺田女史

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