甲賀忍者は主君に忠義を尽く方式を重視しましたが、伊賀忍者はお金で雇われる方式を重視したと言い、もちろん関ヶ原の戦いなどでも知られざる活躍をしました。
そんな伊賀の忍者について詳しく知る事ができる「伊賀流忍者博物館」が伊賀上野城には公園内にあります。
展示だけの堅苦しい資料館ではなく、実演での仕掛け紹介、忍者ショーなどが楽しめる施設で、なんでも年々、入場者数が増えていると言いますので、お勧めできるアミューズメント施設です。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
伊賀流忍者博物館
伊賀上野城の城域に、伊賀流忍者博物館として、伊賀忍者の屋敷があります。
1964年に伊賀市高山にあった民家を移築して、忍者屋敷として開館したそうです。
入館チケットを購入して、ある程度の人(最低5人くらい?)が集まると、グループとなって、順次、伊賀忍者屋敷の説明が10分ほど開始されます。
下記が伊賀忍者屋敷の入口で、ここの狭い戸口から入ったら靴を脱いで部屋に上がります。
台所も非常に趣がありますね。
見た目は普通の古民家と言う感じなのですが、屋敷の中にはいくつも「からくり」があります。
それらの仕組みなどを実演して頂きながら、忍者姿の係員さんからの楽しいお話を聞く仕組みです。
例えば、下記の天井下ですが・・・。
赤い忍者衣装を着た「くノ一」が潜んでいるの、お分かりいただけましたでしょうか?
棚に見えるのが実は階段になりまして、登れるようになっています。
下記は脱出路で、屋敷の地下と言うか地面に降りられます。
下記も壁が斜め(上から見ると三角)になっており、内部に潜んで木と木の間から見えるようになっています。
実は、私、今回2回目なのですが、以前訪問した際の記憶がほとんどなく、新鮮に改めて色々と学べました。
下記は縁側の下から忍者の巻物を出したところの場面です。
他にも何点か面白い所があるのですが、実際に行って見て頂けない事には伝わりにくいです。
このように色々と説明しながら屋敷の「仕掛け」をご紹介して頂けます。
説明が終わると靴を履いて、自由行動となり、地下の「忍術体験館」へと入れます。
まぁ、手裏剣など色々と展示されていますので、忍者好きの外国人などには非常に喜ばれそうですね。
忍者が使用した鉄砲なども展示されています。
そして、外に出ますと、周面にあるのは「忍者伝承館」と言う資料室です。
中では下記のような展示があり、忍者グッズなどのお土産物店もあります。
実はこの忍者伝承館の建物は、伊賀・上野城の貴重な「現存建物」なのです。
米を保管していた永倉(米蔵)の一部で、明治になってからは小学校の校舎でしたが、昭和45年に移築されました。
忍者ショーは、1日に行っている回数が決まっているので、時間があわない時もあるかも知れませんが、是非ご覧頂きますと非常に楽しめると存じます。
ちなみに別料金となります。
今回は時間が無かったのでパスしましたが、何年か前に動画撮影したものがありますのでご覧ください・・、と申し上げたかったのですが、自分で撮影したのはどっか行ってしまったので、他の方がUPしているのをご紹介致します。
あわせて、忍者屋敷を撮影していたのもありましたので、貼っておきます。
スポンサーリンク
なお、伊賀流忍者博物館はJAF割引が使えますので、JAFの会員証を忘れずにどうぞ。
下記は忍者屋敷とは関係ありませんが、松尾芭蕉を祀る俳聖殿で昭和17年の建築物となります。
忍者屋敷の近くにありますので、よければどうぞ。
さて、伊賀・忍者屋敷の駐車場ですが、伊賀上野城の駐車場利用となります。
駐車場情報は、下記の「伊賀上野城」のページをご参照賜りますと幸いです。
・筒井定次と伊賀上野城の戦い~伊賀・上野城の訪問記
・百地三太夫~伊賀忍術の祖と百地丹波・藤林長門守
・服部半蔵・服部半蔵正成~徳川家の忍者だったのか?
・猿飛佐助~変幻自在の忍者(真田十勇士)
・映画「忍びの国」出演者・キャスト一覧情報
・忍者カテゴリはこちら