上田原の戦い~武田信玄と村上義清の上田原古戦場跡

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諏訪・信州 城攻め紀行 2-3 荒砥城 からの続きです。

素晴らしい復元建物と素晴らしい景観だった「荒砥城」をあとにして、千曲川の南側を上田方面に進み、上田原の戦いが行われた「上田原合戦場跡」を目指しました。
付近に「上田古戦場公園」がありますが、その公園内には野球場などがあり、合戦関連の史跡などはありません。
しかし、公園の東側には村上勢の武将・雨宮刑部正利の墓があります。

まぁ、その公園一帯も含めて、村上義清武田信玄の大規模な戦闘「上田原の戦い (上田合戦)」があった事と推測致しますが、上田原古戦場の碑は、近くの石久摩神社の境内にありました。

この戦いで、武田勢は小山田信有の郡内衆が奮戦したものの板垣信方、甘利虎泰、才間河内守、初鹿伝右衛門が討死にし、武田勢は敗北しています。
武田信玄の数少ない敗戦の1つであり、初めての負け戦で、武田信玄も2箇所の傷を負ったと言います。

村上勢は屋代基綱、小島権兵衛、雨宮正利らが戦死しました。




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上田原の戦いの場所

上田原古戦場の碑 (石久摩神社)がある付近は、車を止めるのは困難なので、見学される場合には、国道431号の上田古戦場公園「テニスコート」付近の無料駐車場に車を止めて、スマホのgoogleマップで地図を見ながら散策がてら歩いて行きました。
徒歩約5分といったところです。

この上田原古戦場の碑 (石久摩神社)は、ちょっとた高台にあるので、ここを若き武田晴信は本陣にしたのではないかと憶測してしまいました。

田原古戦場の碑 (石久摩神社)への行き方・アクセス・場所ですが、下記の地図ポイント地点となります。
前述の通り、駐車場はないので、上田古戦場公園に車を止めてから訪れました。

この上田原古戦場の石碑は、散在していた戦士たちの墓地を田畑にしたり、墓石を庭石にしたりしたところ、悪い事が起きたと言う事で、供養碑を建てて供養を始めたと言います。

石久摩神社の裏手の道路沿いには、かなり古そうな「無名戦士の墓」もあります。
板垣信方の墓はかなり離れた、千曲川に近い方にあります。

板垣信方の墓

板垣信方の墓がある場所などは、当方のオリジナル「関東周辺史跡・観光地の地図」にてわかるようにしてあります。
Googleマップになっていますので、カーナビ代わりにも使用可能です。

板垣信方の墓

雨宮正利の墓(雨宮刑部の墓)

雨宮正利の墓(雨宮刑部の墓)に関しては、別のページにてご紹介しています。
よければ、下記をご覧頂けますと幸いです。

雨宮正利の墓(雨宮刑部の墓)

次には、武田信玄や真田氏にも所縁深い「生島足島神社」を訪れてみました。

(参考) 上田原古戦場

諏訪・信州 城攻め紀行 2-5 生島足島神社 に続く。

雨宮正利とは~上田原の戦いで討死した雨宮刑部の墓
村上義清~北信の雄・葛尾城主【村上義清居館跡など】
板垣信方~武田重臣として活躍した名将~板垣信方の墓も
信濃・田口城~佐久の重要拠点でもあった大規模や山城
関東周辺の史跡・観光地便利地図

コメント(2件)

  • […] 1546年10月には、病気の武田晴信に代わり総大将として出陣。笛吹峠(碓氷峠)で上杉憲政の軍を破り、1219の首を取るなど、軍略家としても優れた才能を発揮した。 しかし、板垣信方は信濃を得て戦国大名になりたかったのか? この頃から戦勝の折に武田晴信の許可なく、単独で恩賞や勝鬨式、首実検などを行うなど勝手な行為が目に付くようになったとも言い、その板垣信方の行動に武田晴信は少くとも不満を抱いていたようだ。 1547年2月には村上家臣の楽岩寺右馬介らを攻める。その際、板垣信方は60騎で大物見を率いたが、楽岩寺勢200騎と戦いとなり、全滅の危機であったところを原虎胤に救援されたりもした。   武田家最高の武将・板垣信方もついに戦で倒れる日が来る。 武田晴信は家中の意見がまとまらないまま、村上勢を攻略することを決定し、1548年2月14日の上田原の戦いで、板垣信方は武田先陣として3500を率いた。武田晴信の代になってから連戦連勝であり、緒戦の勝利に気を緩めたか、勝鬨をあげ150の首実検をしている最中に、体勢を立て直した村上義清軍に急襲され板垣信方はついに戦死した。 ただし、武田氏の負け戦は記録を見ても詳しい事が記載されておらず、上田原の戦いなど内容や前後の経緯は良くわかっていない。 ※上田原の戦いは村上義清の章にて詳しくご紹介している […]

     

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