井田野の戦いの解説~松平氏菩提寺「大樹寺」との関係も【どうする家康】

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大樹寺とは

 

大樹寺 (だいじゅじ) は、愛知県岡崎市鴨田町にある浄土宗の寺院。

創建は室町時代の応仁元年(1467年)で、安城・松平家の当主・松平親忠が井田野の戦いで討死した死者を、敵味方の区別なく弔うために千人塚を築いて供養したのが始まりとする。
<注釈> 千人塚がある場所は約1kmほど離れたところで、酒井忠次三河・井田城のほうからだと近い。
井田野合戦は何回もあるが、1467年の合戦は第一次・井田野合戦と言い、松平信光と子の松平親忠が、尾張の品野(瀬戸市)・三河の伊保(豊田市)の兵と岡崎・井田野(いだの)で戦った。
その後の井田野の戦いは4回あり、合計5回の井田野合戦があるがすべて松平氏の戦いが共通点。
そのうち、1493年に豊田各地の豪族である三河・上野城の阿部孫次郎、三河・挙母城の中條出羽守、三河・寺部城の鈴木日向守、伊保城・三宅加賀守、八草城・那須宗左衛門らが松平親忠と戦った第2次・井田野合戦の死者も千人塚にて供養されたとされる。


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ところが、千人塚が振動して動くなどして(地震と推測される)、悪病が蔓延するなどしたので、増上寺・聖聡の孫弟子である勢誉愚底(せいよぐてい)に念仏を依頼。
1475年、松平親忠の開基、勢誉愚底の開山により大樹寺が建てられ、安城松平氏の菩提寺となった。

大樹寺

戦国時代に入ると1535年、三河・岡崎城松平清康が再興し、一層方形二層円形の多宝塔が建立されている。(国の重要文化財)

大樹寺

しかし、同じ年の1535年、森山崩れで松平清康が死去し、織田信秀が岡崎城を攻撃したため、松平信孝・松平康考の兄弟と第4次・井田野の戦いとなっている。


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1560年、桶狭間の戦いで、今川義元が討死すると大高城にいた松平元康(徳川家康)は、手勢18名にて岡崎に戻ると大樹寺に入ったと言う。
そして、松平元康は、先祖・松平8代の墓前で自害しようと決意するも、第13代住職・登誉天室の説得を受けた。

徳川家康

「厭離穢土 欣求浄土」(おんりえど、ごんぐじょうど)と言う乱世を住みよい浄土にするとの教えを説いたとされ、この文字の旗を立てると約500の僧兵と共に織田勢の追っ手を撃退されたとされる。
もちろん諸説あるが、2023年NHK大河ドラマのタイトルのように、まさに「どうする家康」である。
そして、松平元康は、山田景隆が捨てていた三河・岡崎城を占拠し、故郷に復帰した。
この僧兵らの死者を弔ったのが大衆塚とされ、千人塚の北側・西光寺の境内にある。

大樹寺の見学

大樹寺の境内は自由で、国重文の多宝塔や、松平八代墓や岩津松平家供養塔などは墓地の奥にありお参りできる。
下記は徳川家康の墓。

徳川家康の墓

なお、本堂の奥の部分は有料拝観となる。
受付は本堂の内部・右手にあり、靴を脱いで上がると有料エリアでは、まず最初に阿弥陀如来像の前に座り案内放送を聞く様式となっている。
その後、国の重要文化財の大方丈障壁画の見学や、歴代将軍位牌などの見学が可能。
位牌の高さは、臨終時の身長と同じという説がある。
なお、15代将軍・徳川慶喜の位牌は大樹寺に置かれていない。


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トップ写真にある山門は3代将軍・徳川家光が建立したもの。

なお、南にある三門から総門を通し、はるか南方には岡崎城が見えるよう、伽藍や道路の配置が工夫されており、この風景が350年以上守られている。

大樹寺

この約3kmの直線は「ビスタライン」と呼ばれているらしい。

御朱印は朝9時~16時30分頃まで。

交通アクセス

大樹寺への行き方だが、名鉄・名古屋本線の東岡崎駅から名鉄バスに乗車して、大樹寺バス停下車の徒歩約8分。
愛知環状鉄道・愛知環状鉄道線の大門駅から歩くと約15分。

無料駐車場が完備されており、普通車30台、バス4台可能。
また駐車場に隣接する大樹寺売店では、五平餅、団子などが販売されている。

大樹寺売店

駐車場入口などは、当方のオリジナル地図「名古屋・北陸方面」にてポイント致しております。
オリジナル地図「名古屋・北陸」方面
スマホ画面などで表示して「検索窓」から検索して、カーナビ設定することでも使用可能です。(徒歩カーナビとしても可能)

このあとは三河・井田城へ向かった。
もちろん岡崎城もセットでご訪問頂きたい。

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